SG '62 Reissue with Vibrola PART 2

蓋をしました。


どうしようって言ったって、どうにかしなきゃ、しょうが無いよね。(爆)
こうなりゃ覚悟決めるしかないわけで。で、どう覚悟したのかについては別途説明するとして、
兎に角、穴を塞いでみたらこうなったというのが上の画像。

当初、マホガニーの丸棒を突っ込んで、穴を全部埋めてしまう事も考えたが、それやっちゃうと
万一何かの事情で元に戻すとなった時に往生こきそうだったし、そもそも作業自体が大変そうに
思えたので、結局厚さ1mm強の蓋をする事にした。(後で簡単に外せるようにね。)

しかし丸棒を1mm厚の輪切りにして使おうとすると、表面に木目ではなく、内部を通る導管跡が
現れてしまい、マッチングがいまいち。そこでマホガニーの薄板を円形に切り抜き、実際の穴の
径より大きめに整形して蓋を作成、木目の方向を合わせて嵌め込んだというわけ。




さて、お次はアース線の処理だ。要は、弦と触れている金属パーツに結線できればいいわけだが
線をブリッジへ持っていこうとすると、折角の蓋に線の通り道を開けなければならないし、
アース線をブリッジスタッドに結線するというのは、見た目にも雑多だ。
となれば残る方法はただ一つ、ボディ表面/アームユニットの下にアース線を出し、ユニットに
結線するしかない...んだけど、どうすんだよっ!!

というわけでこんなんなりました、というのは此方でご覧いただくとして、めでたく開通したのが
下の画像。(「こんにちは!ぼく、アースです。」とかなんとか吹き出しを入れたくなるな。)

アームユニットには、取り付け用のネジ穴が開いたベロみたいな部分があるんだが、何とかその下に
線を引っ張り出せた。ここに引っ張り出すことができれば、ユニットに半田付けする必要もない。
(ユニット自体でおさえこんじゃうから。)


ケツの穴ぢゃないから


ここまでくれば後は楽勝。実際に1&6弦を張りながら、ユニットの取り付け位置を慎重に確認し、ネジ止め
すればいいわけだが、その前にもう一仕事。木工用クリアラッカーにアクリル絵具で着色して、木地のままの
蓋に色をつけてやろう。ユニットを取り付ければあまり見えなくなる部分ではあるが、簡単な作業のわりに
効果は高い。このひと手間を惜しむ手はないだろう。(っていうか、画竜点睛?)


そんなに目立たないよね?


こうして無事完成に漕ぎ着けたわけだが、板バネアームの効用は思いがけずルックス以外にも。
まず、テンションが緩くなってチョーキングが楽になったこと。そして、ボディに重い金属部品を取り付けた
ことで、SGやファイアーバードで問題になる「ヘッド落ち」が解消されたことだ。

2010年8月現在、Get Togetherの活動におけるメインギターとして稼働中。


ボディ:マホガニー
ネック:マホガニー
指 板 :ローズ
購入年月:2007年7月



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