Paul Reed Smith Custom 1987

PRS Custom 1987

遂に真打ち登場!これまでに購入した中で最も高額だったのがこのPRS、
1987年製造のカスタムです。間にThe Paulを挟んだとはいえ、このPRSの前に
L-6SSGと購入しており、Tom Johnston 熱が最高潮に達した挙句の購入。
(ありゃ、アームつけるの忘れちゃってるね。)

1987年製造だから、もうプリファクトリーとは言えないけど、特に1990年以降の
ものと比べるとまだ手作り感が残っていて、丁寧に作られているような印象だ。
実はそれこそがこいつに決めた理由だったのだけれど。

購入時、こいつと弾き比べたのが新同品の CE だった。
トラ目のチェリーサンバースト・トップにインレイもハーフムーンで、ルックスは
あっちの方が断然 Tom の PRS に近かったんだが、なんだか「ガチガチ」した
ギターで、なにしろ弾きにくい。CE はネックジョイントがデタッチャブルだった
というのも影響していたかもしれないが、サスティーンもないし。(このあたりは
実に感覚的な話で、何がどう違うってのを言葉で説明するのはほぼ不可能に近い。)
ネック材の違いも多分に影響していたと思われる。


挙句に価格がほぼ同じ(18万&19.8万)ときたのでは、見た目よりも音と
演奏性を重視すべきなのはあたりまえってもんだ。

そうは言っても、相方のK村君に「なんかコールタールみたいな色だね。」と
言われた時には、流石にちょっと凹んだな。(涙)

その、Tom が使っていた PRS というのがこれ。

初期の半プロト的な奴で、サーキットも違うし(スィートスイッチ部分が、
通常のPU 切り替え用トグルスイッチに変わっているんだったかな?)、
インレイが例の鳥さんではなくハーフムーンだ。
そしてなによりも、トラ目のサンバースト。

って、じゃぁ俺の買ったのと全然違うぢゃん。(爆)

実はこの Tom のギター、5,500ドルだかで売りに出ていたようだ。
自分がこれを見つけた時にはすでに SOLD だったんだが、売れる前に
見つけていたら、きっと買っていたと思う。
だって、為替レート次第とはいえ50〜60万円って、PRS ならそんなに
無茶な値段じゃないし、ましてTom が実際に使用していた(それもメインで)
ギターとなれば、安すぎるくらいだもの。
Tom's PRS
PRS Tuner


これがお気に入りのペグ。弦交換も容易だし、確かなロック機構で、
滑らかなヴィブラートから派手なアームダウンまでこなせる、非常に
出来の良いトレモロシステムをしっかりアシストしている。

購入から数年後、これと全く同じ塗装の別個体(程度はそれの方が少し
悪かった)をお茶の水で発見。
丁度、折からの PRS バブルみたいな時期だったということもあってか、
39.8万円という値段が付いていたのにはぶっ飛んだ。

結果的に、高嶺の花になる前に入手できたのだから、良い判断だったの
かもしれない。



一度、かみさんと喧嘩してプチ家出した時に、こいつだけは持って出たくらい気に入っているが、盗難や事故が怖くて
とても持ち出す気になれないのが唯一の難点か?

ボディ:メイプルトップ/マホガニーバック
ネック:メイプル
指 板 :確か、ハカランダだったんじゃないでしょか?
購入年月:1993年2月



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