Les Paul Standard 1956 GT


 

LPS 1956 GT

これはちょっと珍しくないですか?自分もこれまで、こいつと同じギターを見たことは一度もありません。
製造は1990年の秋なんですが、実はこの年には、いわゆる「コリーナ3部作」もリリースされています。
1992年の夏にも似たような事が起こった形跡があるのですが、こうして時折カタログに無いモデルを
製作するのは、どうやらこのブランドの恒例となっていたようです。

レスポールJrの所でも触れましたが、GibsonのP−90タイプ搭載ギターには、ブリッジレスのものが多く
オクターブチューニングの狂いが気になる自分にとっては鬼門でした。 こいつのような1954年タイプ
Orville by Gibson から発売されていた事は知ってはいましたが、そんなわけで手を出せずにいたのです。

ところが2000年の10月、このギターがオークションに出品されます。本家でも滅多に出ないタイプなのに、
それの Orville by Gibson 版だというのですから、触手が動かないはずがありません。かなり早い段階から
「絶対落とす!」と意気込んでいたのですが、結果、今のLPSの相場程度の価格でめでたく落札。
出品者さんがそう遠くないところにお住まいだったので、手渡しがてら、その方の奥様&うちの家族を交え、
皆で夕食を共にしたというのも良い思い出です。

肝心のギター自体も非常に良いです。これでもっと軽けりゃ、前述のレスポールJrは要らないですね。
ただこいつの場合も、何か起こったら同じものは二度と手に入らないだろうという恐怖心から、なかなか
外に持ち出す気になれません。間違いなく、手持ちの Orville by Gibson の中でレア度No.1です。


 

などと言っていたら、オークションでこんな物を発見。by Gibson じゃなく、Orville です。
数字6ケタシリアルだってから、by Gibson 終売後なんでしょうね。
                                (2010年12月14日追記)

Orville LPS 1956 GT


 


ボディ:メイプルトップ/マホガニーバック
ネック:マホガニー
指 板 :ローズ
購入年月:2000年10月


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