Firebird with Vibrola PART 2

さぁ、覚悟を決めて穴開けに取り掛かろうか。

穴開け


元々アース線は、PU関係の配線と同じ穴を通ってテールピースアンカーへと向かっている。
これをアームユニット下に出すためには、画像の白丸部分から、別の穴をあけることになるのだが、ボディを
斜めに貫く穴は10cm以上になるので、ドリル刃もそれに応じて長いものを用意する。

しかし、最初からこの長いドリル刃で穴をあけたのでは、手元が不安定で仕方がない。位置や角度がずれる
ばかりか、怪我をする可能性もある。まずはミニピットを使い手動でガイド穴をあけ(画像中央)、続いて電動
ドリルでの作業に移るわけだが、その作業の前に「角度出し」をしておこう。

極めて原始的な方法だが、ボディ下部に、コントロール・キャビティ内の開始点とボディトップの出口予定地点
とを結ぶ線を引く。とは言っても、ボディに余計な傷はつけたくないので、画像のようにテープを貼って視覚で
捉えられるようにした。(使用したのは模型制作用のマスキングテープ。)

流石にこの長さのドリル刃(25cm超)となると、貫通させるのにも力が要る。開け始めはドリル刃が調子良く
進んでくれるが、穴の長さが刃の長さを超えるあたりからどんどん減速し、最後はドリルを全力で押さないと
貫通しない。刃が折れなかったことに感謝しなくては。


 

貫通すますた。


「ど真ん中!」というわけにはいかなかったけれど、まぁ、いいところに出ましたな。
試しに板バネヴィヴラートユニットをおいてみたが、全く問題なさそう。


そんなに目立たないよね?


とまぁ、ここまでは特に問題もなく進んだのだが、土壇場での手抜きが裏目に出た。
木工用ラッカーに茶色のアクリル塗料を混ぜた後、色味を確認しないまま、一筆目を
置いてしまったのだ。結果は上の画像の通り、蓋の部分だけ色が濃くなってしまった。
まぁ、ユニットで殆ど隠れてしまうし、遠目から見ればまず気にならないんだけど。
いずれ平板で蓋を作り直す際に修正しよう。



ボディ:マホガニー
ネック:マホガニー
指 板 :ローズ
購入年月:2010年6月



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