Creedence Clearwater Revival

More Creedence Gold
First Album Cosmo's factory Bayou Country

我々世代で洋楽聞いてりゃあね、必ずどこかで出会うと言っても良いのがこのバンドでしたね。
もっとも、最初に耳にするのはおそらく、「雨を見たかい」か「プラウドメアリー」といったラジオ向きの曲であって
Suzy Q や I Put Spell On You ではなかったと思いますが。

なので恐らく、最初に彼等の音源を入手したのは所帯を持った頃で、購入したのはLP盤の More Creedence
Gold ではなかったかと思われます。それからCDで各オリジナルアルバムを揃えていった... と思ったけれど、
厳密には違うな。(爆) 恐らく、1985年にジョン・フォガティのソロアルバム「Centerfield」が出て、それを
レンタルレコード屋で借りてきたのがファーストコンタクトというのが正解だろう。(ダビングしたカセットがうちに
あったもん!)

本国では当初、スワンプ・ロック(サザンロック)にカテゴライズされていたらしいけど、元々はシスコの出身だと
いうから、ある意味ではDOOBIESに通ずる部分があるのもうなずけるか?しかし楽曲制作/バンドの演奏力と
いう点ではだいぶ異なり、色んな意味でジョンのワンマンバンドであったことは否定出来ない事実だろう。
殆どのオリジナル曲はジョンのペンによるものだし、リードヴォーカルも彼。兄でもう一人のギタリスト/トムは
ジャカジャカリズムを鳴らしているだけ。彼がかなりの頻度で使用してたギターがギルドのセミアコというのも、
個人的には「どうなんだろう?」って感じ。(他に誰か使ってる人知ってます?ロックギタリストで。)

それなのに、嗚呼それなのに。ジョン以外の3人は待遇に不満を漏らし、ジョンを訴え、終いには自分たちの
持っていたバンドの楽曲に関する分権を第三者に売り飛ばしてしまう。結果、当のジョン本人がCCRの曲を
歌えない/演奏したら違法だという無茶苦茶な状態が何年も続いてしまった。そういう事実があっても尚、
「ロックの殿堂入りしたから当時のメンバーで授賞式に演奏して下さい」等と言われてOKするような馬鹿は
いないのである。リズム隊にセッションミュージシャンをお迎え、スプリンスティーン&ロビー・ロバートソンと
ステージに上った彼の行動が非難される理由はない。イーグルスのケースとは話が違うのだ。

にも関わらず、スチュ・クック/ダグ・クリフォードの両名はその後も、「自分たちは不当な扱いを受けた被害者」
「ジョンは冷たい嫌なやつ」といった態度をとり続けた。

もし皆さんがなにか楽器を演奏されるようでしたら、ぜひ一度、ジョン以外のパートをコピーしてみてください。それこそ、「雨を...」や
「プラウド...」あたりでよいでしょう。ある程度の技量の有る方なら、屁でもないと思います。簡単なんです。「このニュアンスはやっぱり
彼じゃないと!」みたいなのは無いです。(断言)
巷のアマチュアおぢさん(おぢいさん)バンドがこの二曲を頻繁に演奏するのには、そういう理由もあるのです。きっと。

一方ジョンは、このバカどもを物ともせず、精力的に活動を続けてきた。発表されているライブ映像での彼は実に
躍動的で頼もしい。彼の作ってきた音楽は正に彼自身の為のものだということを身をもって証明していますな。

えっ?兄貴のトムはどうしたって?
糖尿病関連の治療で輸血を受けた際、AIDSに感染し、1990年に48歳で亡くなってます。
つまんないプライドのせいで喧嘩なんかしなきゃ良かったのにね。

CCR時代のジョンはリッケンバッカーやLPカスタムを抱えた姿が多く見られたようですが、ソロではP90装備の
ゴールドトップやテレキャスなども使っています。あの「バット・ギター」もね。(笑)

是非、彼のソロライブを見てみて下さい。CCRの時より良いですから。(爆)



Black Beauty Guild & Rickenbacker Gold Top P-90 Telecaster Baseball Bat Guitar





Back to Music Index

inserted by FC2 system