現行の太く大きなロゴをフェンダーのトランジション・ロゴに例えるなら、
こいつは、まだスパゲティ・ロゴだった頃の旧型ヴァンザントSTV−2。
細かい話だけど、個人的にはこの小さいロゴの方が好きだ。
デザインとしてバランスがいい。シリアル#は3ケタしかない。
新品定価は20万だかそれ以上だかする代物故、本来なら俺の元に
やって来ることはなかったであろう「わけあり」ギターだ。
購入したのは、鎌○のレコード屋兼楽器屋さん。正月早々営業していた
店も店だが、こっちも暇にかまけてふらりと寄ってみたら「キズあり特価品」
だとかでなんと新品処分98,000円! 通常売価の半額だよっ!ってんで
早速試奏。お買い得気分に抱かれて、即御購入となった。
ヴァンザントは当初、リプレイスメントPUメーカーとして日本市場に参入
してきたと記憶している。従って本機も当然自社のPUを搭載。
ヴィンテージ系のトーンを持ちつつノイズも少ない、なかなか良いPUだ。
一方ネック/指板は22フレット/400Rという現代的な仕様。
いわゆるヴィンテージストラトは21フレット/184Rだが、ペンタトニックを
多用する自分にとって、この1フレットの差はかなり大きい。又、400Rと フラットな
指板はチョーキングやヴィブラートを容易にしてくれる。
この現代的なネックとヴィンテージ風のPUのコンビネーション、なかなかに
実用的だと思うのだが。
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