Les Paul Custom Wine Red
ワインレッドのカスタムって、皆さん、馴染みあります? 自分は全くというほど認識がなかったので、こいつを最初にカタログで見たときは、けっこうな違和感が ありました。同じシリーズに「トランスレッド」という色がありますが、流石にあれほどではないにしても カスタムのカラーヴァリエーションって印象ではない。この色のカスタムを使っていたギタリストが思い 浮かばないというのも、原因のひとつかもしれないが、本家でもこの手の色が出てきたのは1975年前後 だというのが影響しているように思います。「あまり評判の良くない時期」「エレキギター冬の時代」に 作られた為か、メディアに取り上げられることも少なかったように思います。 それでも、ジミヘンとストラトみたいに、誰かこの手を愛用した著名ギタリストが存在していれば、多少は 違ったんでしょうが、1970年代中期/後期製造のレスポールを使っていたギタリストとなると、頭に 浮かんでくるのはせいぜい Ace Frehley 位か? さて、本個体に話を移すと、シリアルからしてこいつは1990年製造のようなんですが、パテント#刻印 入りのPUにナッシュヴィルTOM、OBFと、アンティークアイヴォリーと同じ 仕様になってます。 レスポールカスタム以外に目を向けると、Orville by Gibson の1989/1990年製造のギターには、 かなりの確立でHB−L/Rが搭載されているのに、こいつは刻印PUのまま。 メジャーカラーではないが故に、組み込みは1988年だが出荷は大分後になって1990年、なんて こともあったのかもしれないね。 入手先はヤ○オク。(こればっか。)リアピックアップがDuncanのCustom Customに 載せ変わっていたからなのか、落札価格25,000円でした。 |
ボディ:マホガニー ネック:マホガニー 指 板 :ローズ 購入年月:2002年6月 |