Les Paul Custom Antique Ivory


LPC/AI

これは京都在住のZ氏経由で入手したものです。うろ覚えですが、「確かオーギブ集めとったよな?白のカスタム
安かったし、買うとったで。」みたいなノリで連絡が来て、なんかもうそういう状況ならこの期に及んで要らない
なんてとても言えないね(言わないけど)、みたいな。(笑)
実際、税込31,500円は安いですわね。PUカバーだけ(なんで?)は新品に交換済です。

1988年製の初期物ですので、その評価については賛否両論、わかれるところでしょう。
オリジナルのTOMとナッシュビル、どっちが?なんてのは全く好みの問題ですけどね。

個人的には、特に初期物に使われているパーツに関しては、結構やっつけ仕事というか、レフトオーバーパーツの
流用がみられるのが善し悪しって感じです。典型的な例の一つがピックアップですけれど、特に「HB−L/R」と
いう、ベースが回路基盤になっているタイプは、一時オークションでもよく見かけました。
まぁ、ほとんど知られていないマイナーなPUではあるんだろうけど、折角 Gibson 製のPUが載っているのに
載せ換えちゃうの?って気もします。別にどうにもならないほど使えないPUではないし。
57クラッシックやB.バッカーみたいな「独特のキャラクター」さえ求めなければ、十分使えるPUです。
レフトオーバーパーツで原価消却しているからかもしれませんが、Orville by Gibson のとある限定シリーズは全て
このPUだったりするようですし。

話がややこしくなりますが、この個体に搭載されているPUはHB−L/Rではありません。これもどういう素性の
ものなのかわかりませんが、ベースプレートにパテントナンバーが刻印されているもので、ここだけ見ればNew
PAFと同じですが、果たして全く同じものなのかどうかはわかりません。だって、それを確認するためには、本家
20th Anniversary のPUをバラして比較するしかないわけですから。
流石にそれようしきらんですわ。


↓初期型にデフォルトのナッシュヴィルです。好きぢゃないです。(爆)
がっちりしすぎとでも言ったらいいのか、いかついし、ABR−1タイプに比べると本体も大きいので、
テールピースとのセッティング次第では、弦がブリッジに当たって干渉してしまうことがあります。

Nashville T.O.M.
ボディ:マホガニー
ネック:マホガニー
指 板 :ローズ
購入年月:2002年5月





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