Les Paul Standard LD/PT


LPS/LDPT

レスポールといえばトラ目、というのは言い過ぎかもしれないが、それでも多くのギター愛好家の興味を誘う
存在であることは疑いようあるまい。しかしその様々なタイプのトラ目にしてもキルトにしても、極端な言い方
をすれば「木目の1パターン」に過ぎないのであって、希少価値なんてのは後からついてきたものだとも言える。

その証拠に、というわけでもないが、コイツなんかはいわゆる「プレーントップ」であっても、なかなか趣のある
木目じゃないかと思ってるんですが、どですか?なんていうのかな。派手さはないんだけど、飽きがこない。
パターンのない木目がかえって自然でいい。安心する。

なんでもトラ目やキルトというのは、木がその成長過程において何らかのストレスを感じた時(例えば天候不良
や栄養不足)に現れるんだそうだから、言ってみればこのプレーンな木目は、木が健康に育った証。
そんなところがいいのかもしれないね。

などと自然派ぶってみたものの、コイツはこの年のこの月に購入した3本目のOrville by Gibson レスポールだ。
ひと月(実際には2週間程の間)に、同じメーカーの同じモデルを3本購入したわけで、その精神状態たるや、
ほとんど壊滅したガミラス空中都市を目の当たりにしたデスラーのそれとかわりない。
(=「おかしくなられた。」 by ヒス副総統。)

シリアルナンバーの規則性からすれば1992年1月製造のはずなのだが、PUはオリジナルで57クラシックが
搭載されていたりするからこまったもんである。おまけにフレット・エッジド・バインディングでセンター2ピース
バック。

デジマートで購入(50k)しておいてこういうこと言うのもなんだが、やっぱり楽器は実際に現物を確認してから
買うに越したことはない。

実際品物が届いてみたら思っていたのより良いものだった、なんてのは、そうそうある話じゃないんだから、ね。



ボディ:メイプルトップ/マホガニーバック
ネック:マホガニー
指 板 :ローズ
購入年月:1999年9月(初のネット購入ギター)



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