JOHN COUGAR MELLENCAMP



「人に歴史あり」つってね。昔の写真なんかを引き合いに出されたりするのは、結構、こっ恥ずかしいもんです。
現状とのギャップが激しければ尚更に。この人を好きになったのは調度このへんのアルバムが出た頃でした。
(ジャケットに天使=邦題は「天使か悪魔か」ってパターンなんだろうだけど、これ、当人は知っとるんかいな。)

アメリカン・フール 天使か悪魔か


う〜ん... かっちょいい...アメリカンでんなぁ。
PVでローハイドを履いてバイカー集団を率いていたり、フットルースまがいのいなたいダンスシーンを披露したり してますが、長髪・バイク・Gジャン。たまりまへん。(爆)


この人もキャリアが長い分、いろいろ紆余曲折あったようで、芸名が3回変わってまっする。
音の方も名前の変更にほぼシンクロする形で変わってきていると言って良いと思うのですが、ソロになって最初
の芸名であるJohn Cougar時代2枚目のアルバム/The Kid Insideのジャケ写では化粧顔(爆死)を披露
しており、これが又、相当キモい。1982年のAmercian Foolと翌83年のUh―Huhというヒット作の間になぜ
わざわざ1977年製作のグラムロック・アルバムを発売したんだろうかと不思議に思っていましたが、どうやら、
決別した元のマネージメント(D.ボウイのマネージメントだったらしい)が、American Foolのヒットに便乗して
一儲けしようと、かつてお蔵入りにした音源を引っ張りだしてきたのがこれらしいっす。グラム路線や「クーガー」
という芸名もこのマネージメントの仕業だったようで、それを受け入れられないJohnが事務所を飛び出した、
という次第。ご当人は、もっとアーシーなロックを演りたかった、と。

ボウイとはそもそも、顔の造作が... このジャケはかっこいい!

とはいえ、本名のJohn Mellencampで活動するようになると、その「アーシー」がどんどん加速していった感が
あり、それはそれでちょいしんどかった。電気楽器ほぼなしでフィドルやアコーディオンとなると、流石に、ね。
結果、その頃から少しずつ、新譜を追わなくなってしまいました。

というわけで、「ジョン・クーガー・メレンキャンプ」時代(音的に)の作品が一番、アコースティック・エレクトリックの バランスが良いのではと思い、この2枚をお勧めする次第です。



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