HUEY LEWIS & THE NEWS

ファースト
ピクチャー・ディス スポーツ


基本、アメリカかぶれなんですよね、わたし。昔から、かっこいいと思ったものはほとんどがアメリカのもの。
(WW?の一部機体&ステルスを除く。)

その「かっこいいもの」の一つに、ドライブ・ミュージックってのがあります。
「アメリカのあの真っ直ぐな道を突っ走る時に、バックで流れていたら最高」ってやつです。
Doobieだとか、カントリーにもそういうのありますよね。このバンドの曲もそういうところがあるのと、コーラス
ワークの魅力が相まって好きになったんですが、ライブを見るたびに、「バンドとしてのまとまり」(この点も
Doobiesと共通してますね)みたいなものがすごいな、と思いました。実際にオフステージの彼等を見たことも
ないくせに、「この人達、プライベートでも喧嘩なんてしないんだろうな」とか、思わせちゃう。
各メンバーがきっちり自分の仕事を、しかも楽しそうにこなして、結果出てくる音が紛れもない「バンドの音」。
いいよねぇ。自分が参加するバンドもこうなってくれたらなぁと、そう思わせてくれます。
(くどいようですが、Doobiesもそうね。)

さて中心人物のヒューイ・ルイスさん、The News以前は、シンガーというよりはハープ奏者として活躍されて
いたようですな。情報によれば、ヒューイさん参加前のCLOVER(バンド名)はエルビス・コステロのファースト
アルバムで演奏したそうで。(どうでも良い度60%位?)

ちゅうか、この人リジーの「ライブ&デンジャラス」でハープ吹いてたの?!そうなの?!
なるほど、それで1989年のカウントダウン・ライブで「Boys are Back in Town」を演ったんだっ!!
(と、今気づく。)

当日の対バンは、ブライアン・アダムス、ドン・ヘンリー、マイケル・モンロー(ハノイ・ロックスのね)等で、彼等が
Boys...を演奏し始めた時の観客の反応は、はっきり言っていまいちだったですよ。「知らない曲だぁ。」的な。
私は狂喜乱舞しておりましたが。ツインリードもしっかりコピーしていたし、ヒューイの声も曲にマッチしていて、
ちょーかっこよかったのよ。

一方スタジオ作品中でも、I Want New Drug のエンディングには Purple Haze のギターリフが聞こえたり ライブで Curtis Mayfield の It’s Alright をアカペラで披露したりと、なんかこう、ほんとに音楽好きなのね、
って感じが行動に現れてるバンドなんだよね。

そういえばそのI Want...ですが、レイ・パーカーJrがこれをパクってゴーストバスターズのテーマを作ったって
話もありましたね。「I Want...」が収められたアルバム「SPORTS」の発売が1983年9月。映画ゴースト
バスターズの公開が翌1984年。そして、ヒューイも出演した(笑)映画バック・トゥー・ザ・フューチャーの公開が さらに翌1985年で、しかもこの2本の映画の音楽監督は同じ人(笑)なんだそうですぞ。

なんでも、裁判の場を離れ「示談」という形で、バスターズの配給元コロンビア・ピクチャーズがヒューイに お金を払って勘弁してもらうという形で内々に済ませたはずだったんだが、後にヒューイさんがこの話をTVで 暴露しちゃったもんで、今度はレイ・パーカー Jrが、「なんでバラしたんだよ!」とヒューイを訴えたとか。 盗人猛々しい、って感じがするのは僕だけでしょうかね?事実とは反対に、ヒューイが盗作したんじゃないかと疑われるのに
嫌気が差し、つい本当のことを暴露してしまったのだとしたら?そもそも自分が盗作したからいけないわけで。

バンドメンバーの方では、オリジナルべーシストのマリオ・チッポーリーノさん、同姓同名の別人が犯罪を犯して投獄された時に 随分誤解されたみたいですが、彼の兄貴はQuick Silver Messenger Serviceの メンバーなんだって。(これも、どうでも良い度 73%くらいの情報だね。)

ともかく! 彼等のベストセラー・アルバム SPORTS!は必聴です。なんたってアルバム発売30週年記念盤なんてのが出たくらいだから! できればファースト/セカンドも聞いてもらいたいけど。



Back to Music Index

inserted by FC2 system