この色。こうやって、夜間照明下で撮影した画像を載せている分にはそうでもないかもしれませんが。
やっちゃったんじゃなぁい?って感じです、自然光の下で見ると。のっぺら〜としちゃうし、膨張色だけあって
間延びした感じ、しません?これも限定色ではあるんすけどね〜。
規模の大小を問わず、いわゆるリサイクルショップが楽器を扱うケースはどんどん増えて、「楽器専門のスタッフが
常駐しております」てなのを売り文句にしているお店も少なくない昨今ですが、「専門スタッフ」つってもピンキリ
なんじゃね?と思わせられることも多い。楽器屋のスタッフでも「どーなの?」ってのが珍しくないご時世だし。
無理もないすけど。
今回のこれも「楽器専門スタッフが調整済み」という触れ込みだったんですが、商品説明にあった「ブリッジに
やや錆び」が、実際には「結構な錆び」だった、というのは判断基準差によるものと譲るにしても、まずフレットが
くすんでしまっています。このくすみって、「金属表面の酸化や腐食による劣化」ですから、磨けば落ちます。
ホームセンターで簡単に手に入る、金属磨きクロスで全然対応可能。なのにやってない。
音色に直接影響する部分なのに。(こんなんでビブラートかけたら、ギリギリ鳴っちゃいますよ。)
でもって更に、トレモロユニットはこの状態です。
って、どんだけアームアップする気よ?
となると当然、弦高もこんな状態。 いや、俺レイヴォーンぢゃねえし。
それもこれもねぇ、主原因は弦なんですよ。単純に、弦のゲージ。EW−88の出荷時デフォルトは009なんです。
010張るのは、VG300ユニット搭載でネックも太い、EW−195の仕様。なのに、010張って、挙句にこの
状態を「調整済み」として出荷しちゃう。
この程度の情報、EW−88でぐぐったら一番上に出てくるGrecoのオフィシャルサイトに、きっちり書いてある
んですよ。つかね、「楽器専門のスタッフ」なら、この状態じゃいかんことぐらい気づけよ!と。
スプリングハンガー、調整したこと無いのかね?ここの「専門スタッフ」は。
別んとこでも書きましたが、量販店による寡占状態や異業種の参入によって「街中の楽器屋さん」が淘汰され、
「楽器屋のお兄さん」が姿を消したことで、「折角ギター買ったけどなんか弾きにくいし。なかなか上手にならない
からやーめた!」的少年少女が増え、「普段売れるのは学生向けの極端な安物ばかり」になり、「その分、マニアの
おっさん連中にギンギラ木目のお高い万円ギター売りつけないと、倒産れちまうよ。」という、先行きの暗いものに
なってしまいましたね、ギター小売業界は、というのが持論の私....
EW−88の本来の役目は、そんな状況を打破することにあったんではないかと思うと、やるせないです...
ボディ:マホガニーバック/メイプルトップ
ネック:マホガニー
指 板 :ローズ
購入年月:2017年5月 |
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