BAD COMPANY

The Original Bad Company Anthology Hard Rock Live

On Your Left
The Original Bad Company Anthology

On Your Right
Hard Rock Live




昨年10月、昭和記念講堂で見てきましたぜ。公演日毎に若干セットリストが異なっていたとかで、ファンの間で
結構物議をかもしたらしい(これがピンククラウドだと「だったら全部見にくりゃいいぢゃんね」てなことになる?)が
今更「夜明けの刑事」でもないかなという気もするわな。

チケット発売当初は「オリジナルメンバーでの来日」ってことだったけど、残念ながらミック・ラルフスは病気で来日
できず。GrecoのMRを持っていって、舞台上でサインしてもらおうという企画は実現しなかった (するかっ!)
けれど、代打のギタリストがex.HEARTのハワード・リース。以前のライブでサポートとして参加していたことも
あって全く問題無かったし、その豊富なギターコレクションでも有名な彼をじかに拝めたのだから文句はなし。
(だって、ハートのメンバーとしての来日だったら、まず見にいかないもんね。)
勿論、演奏も良かったよ。Can't Get Enough のツインリード、一人で見事再現してたりとかね。

それに、ポールの歌唱力がまだまだ健在だったってのも大きいね。これって、高齢ロックバンドのライブを見る際
一番重要なポイントかもしれん。(やっぱりバドカンのヴォーカルはポール・ロジャースでしょ。)バドカンといえば、
Can't Get Enough と Bad Company がまず頭に浮かぶが、今回のステージのお蔭で Rock And Roll Fantasy や
Ready For Love の素晴らしさを再認識したし、ボズ・バレルのペンによる Gone, Gone, Gone のように、その良さ
を改めて知らされた曲もあった。一緒に行った娘にも大好評だったし、某女子大FSCのOGさんと現場でばったり
出会ったりもしたりと、実に楽しい夜だった。次はミック/ハワードのツインギター(過去に実演済)で来日してくん
ないかな。 Can't Get Enough のビデオでは、間奏のギターソロはポールとミックのツインリードになっているけど
実際に録音で鳴っているギターはバッキングを含め三本。ポールがリズムギターを弾くか、ミックのバッキングに
ハワードがひとりツインを乗っければ、レコードの再現できるし。

ちなみに、この曲のバッキングギターはオープンチューニングで演奏されています。STONES の Start Me Up 程
じゃないけれど、弾き比べてみるとやはりオープンの方がしっくりくるよ。

元フリー、元キング・クリムゾン、元モット・ザ・フープルという経歴の4人が集まり、結成時にはスーパーバンドと
騒がれただけに、演奏力は申し分なし。今回お勧めの2枚は、2枚組オールタイムベストと昨年発売された最新
ライブ盤(全17曲収録のライブDVD付き!)です。今昔聴き比べも又楽し。

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