AC/DC

ギター殺人事件(笑)&黒戻り

On your left
If you want blood, you've got it
「ギター殺人事件 AC/DC 流血ライブ」

On your right
BACK IN BLACK


AC/DCとの出会いは高校の頃。同級生に○林君という物静かな男がいた。彼はどちらかと言えば内気で
(事実、後に俺と組んだバンドで、都内のとある高校の文化祭に客演することになったのだが、ライブ当日、
駅へ向かう朝のバス車中で、緊張のあまりお腹を壊してバンド脱退となったくらい繊細だった)物静かな男
だったが、音楽は激しいものを好み、自宅では大音量(但しヘッドフォーン使用)でハードロックを聴きながら
ギターを(但しアンプに繋がず)弾きまくる男でもあった。その彼が、「これ、聞いてみ」と貸してくれたのが
このライブ盤「ギター殺人事件」だ!(おいっ!! SG刺さってるぞっ!!!)

数日後、レコードを返した俺に、彼は感想を求めてきた。仕方ない、正直に云おう。
「なんかさぁ、おんなじ曲ばっかりだったような気がすんだけど。」(爆)

彼、答えて曰く
「LP一枚に二曲しか入ってないよね。(笑)」

言い得て妙、である。

要するに、LP一枚を通して聴いても、The Jack(A−4)のような「ドッ ドッ ドッ ドッ」という スローな曲と
「ドッタン ドドタン」というハードブギーの2種類の曲があった、という印象しか残らなかったのだ。
が、しかし、それ故に残った記憶は桁違いに強烈で、以後、お気に入りバンドの一つとなるのであった。
(Grのヤング兄弟のみならず、Voのボン・スコットまでもが身長165cm前後というのも、いたく気に入った。)


御承知の通りボン・スコットは、1980年2月に急性アルコール中毒(になって、ゲ○をのどに詰まらせた)で
この世を去る。バンドは、ブライアン・ジョンソンを後任ヴォーカリストに迎え、ドンへの追悼盤「バック・イン・
ブラック」を録音、このアルバムは後に、M.ジャクソンの「スリラー」に次ぐ、レコード売り上げ歴代2位と いう
記録を打ちたてる。確かに、オープニングのHells Bells、B−2のYou shook me all night long、
そしてタイトル曲のBack in blackと、基本のおバカロック路線は そのままに、スケールアップした音を
聞くことができる。

SGからたたき出されるザリッとしたリフを楽しむためにも、このアルバムはとにかくデカイ音で聞いて欲しい。
ヘッドフォーンじゃなくね。



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